除雪がまともにできない。

私の住んでいる新潟市は雪国新潟とはいいながら、一冬にふる雪の量はさほど多くなく、年によっては一度も除雪の必要がないこともあります。ところが今年はわずか半日で数十センチという積雪で、除雪は必須のものとなりました。もちろん私も除雪の経験は当然あり、本来ならば疲労を伴うことを考えなければ別に問題ないことなのですが、奇しくも私が得ることとなった脊髄小脳変性症という病は意地悪で、スコップで雪を掘り、その雪を脇に投げようと体を回転させると、その回転を止めることが出来ずに、回転しすぎて雪に身体を突っ込むことになってしまいます。平衡感覚がまともに保てないのです。スコップを振り上げてはふらつき、雪を投げてはふらつき、時には転倒するという繰り返しで時間ばかり掛かってしまい、車の出し入れに1時間もかかってしまうという情けなさ。どうやら雪は収まったようで助かりましたが、今後のことを想うと身体だけでなく心もしんどい冬です。