NANA2

本日メンズデーということで久しぶりにユナイテッド・シネマへ映画を観にいってきました。前作も鑑賞した「NANA2」主役の片割れ小松奈々役が宮崎あおいから市川由衣にチェンジしたのを始めとして、配役が数人入れ替わっていましたが映画そのものに大きな違和感を感じることはありませんでした。ただ、私は奈々に小動物的なイメージを持っているのですが、宮崎あおいの演じる奈々は同じ小動物でも野生のそれを感じたのに対し、市川由衣の奈々は愛玩動物としての小動物を感じさせるものでした。やはり宮崎あおいの存在感というのは特別なものだと再認識させられます。映画のストーリーは原作の6巻〜11巻の内容を破綻なくまとめています。物語の重要な部分を締める奈々のモノローグでは市川由衣は演技以上に頑張っていました。そこは大きく評価できると思いますが、主役の片割れが市川由衣に替わったことによって、中島美嘉演じるナナの演技の拙さが必要以上に目立ってしまったように感じられたのは残念でした。市川には中島の演技をフォローするだけのオーラがなかったということでしょう。この手のバンドを主体とした日本映画でライブシーンが一番安心して見れるというのは不思議な感覚です。あと、前作と比較して意図したものであるのか全体的に画面が暗かったのが気になりました。「NANA2」の制作発表時に宮崎がベッドシーンを回避してとか、心移りの激しい奈々の役を敬遠して降りたというような噂が流れていましたが、実際の映画ではキスシーン以上のものは何もなく、はたして噂が本当なのかは分かりませんでした。パート3はないという話を聞きましたが、原作の12巻以降は更に人間関係がドロドロしたものとなることを考えると、見たいような見たくないような微妙な気分です。
NANA―ナナ― 6 (りぼんマスコットコミックス)

のだめカンタービレ 第9話

のだめ(上野樹里)に催眠術を掛けられた千秋(玉木宏)は試しにということで、龍太郎(瑛太)に同乗してもらって札幌便に乗る羽目になるり、怖がり方は尋常ではなかったものの無事に飛行機に乗るというハードルをクリアします。のだめは千秋がヨーロッパに渡ることになるであろうことを予測し、自分もコンクールで優勝して賞金と留学の援助を獲得することを目指して江藤(豊原功補)の家に合宿することになるのですが、おかげでやっとのだめのピアノがたっぷり聴けたのはラッキー。江藤の妻役で陳釜さん!ではなく白石美帆が出演したのには笑ってしまいました。もちろん狙ったキャスティングですよね。
ライジングスターオーケストラの再演に向けて狂騒するメンバー達。一方で再来日したシュトレーゼマン(竹中直人)から自分と一緒にヨーロッパに来るようにと誘われた千秋は迷いますが、のだめに正論で気合を入れられてしまいます。それにしても正論を吐く時ののだめの九州弁は格好良くて力強いものがあります。千秋はヨーロッパ行きを決意しますが、それを追おうとするのだめはコンクールで・・・。クラシックの演奏に感情があるということを一般の人に分かり易く聴かせてくれましたね。作曲者によって楽譜で指定された曲が、指揮者によって、演奏者によって千変万化するクラシックの面白さを多くの人に知ってもらえるとよいのですが。
のだめカンタービレ(9) (KC KISS)

本日の動き

  • 昨日の録画番組を見ながらネット巡回。
  • 遅い朝食後、車でユナイテッド・シネマへ。「NANA2」を鑑賞。
  • 夕方、古本小屋さんとM氏とお茶。ファビーニョのお見送りと移籍関係の話題が中心。