テレビドラマ

「14ヶ月」
 もはや完全にドラマの主役は伊藤沙莉高岡早紀の幼年形である菅野莉央のふたりになっています。
本来の主役である中村俊介石黒賢とともに、大仰な演技で右往左往するばかりといった感じです。
マネージャー役の酒井若菜はまずまずですから、完全に演技力においては女性上位のドラマになってしまいました。
それにしても、ナツキ役の伊藤沙莉の演技力が素晴らしいだけに、菅野莉央の演技が心配だったのですが杞憂でした。
さすがに伊藤沙莉と5分というわけにはいきませんが、中村俊介などは問題にしないぐらいに上手かったですねえ、さすがに映画「仄暗い水の底から」に主演しただけあります。
子役の二人の凄いのは静かな台詞の部分の演技が上手いということでしょうね。
今回、幼年形になったばかりの菅野莉央が町に出て、視線の高さの違いに戸惑うと同時に、若干の恐怖感を覚えるシーンがありましたが、このシーンが一番印象的でした。
科学的・SF的には突込みどころ満載のドラマですが、私にとっては夏ドラマでのナンバーワンです。