漫画原稿流出事件

昨日は編集者さん達に対してかなり厳しめなことを書きましたので、少しフォローをしておきます。
昨日書いたように、編集者が漫画家にストーリーやアイデアを提供するのは、所属する出版社の業務の一環であるので、関わった漫画がヒットした場合の報酬は、所属する出版社との企業内で取り決める問題だろうと思います。
ただ、完成した漫画原稿そのものはあくまでも漫画家のものだと思いますが、その原稿の雑誌掲載や単行本の発行にあたっては漫画家と編集者による共同作業であることを考えると、漫画家も機会を見て出版社側に編集者の功績をアピールするなど、側面援護のようなフォローはしてあげるべきでしょうね。
例えば、出版社主催のパーティーなどに出席の際には、編集長などの上層部に対して「今回の作品の成功は担当編集者の活躍なくしてはありえなかったのですから、ボーナスは奮発してあげてくださいね」ぐらいのアピールをしてあげても構わないのではないでしょうか。
漫画が世に出る過程において二人三脚となる漫画家と編集者の関係は良いに越したことはないですから。