イラクの邦人人質事件

事件発生から1日経過した時点で詳しい情報は一民間人にすぎない私には与えられていません。
新聞・テレビなどのマスコミで伝えられている限定的情報による早計な判断は避けなければなりませんが、自分の立ち位置だけははっきりさせておきたいと思います。
人の命を交渉の材料にした時点で、その人間は人としてのあらゆる価値を失います。
もしそのような行為を支持するのであれば、それが新興宗教であろうと千年以上の歴史をもつ宗教であろうと関係ありません。そんな宗教に人を指導する器を見出すことはできません。
ジハード(聖戦)の名の隠れて信者の自爆テロをそそのかすような者が聖職者などとは誰が認めましょうか。
疑いがあるというだけで軍を送り込み、民間人を交えた死者を出しながら避けられない犠牲と嘯くものを、誰が世界の警察と認めましょうか。
人殺しの理由に正当なものなどあるはずもありません。
宗教、そして国家の指導者たるものがどうしてこれほど愚かになることができるのか情けない限りです。