B.L.T.7月号

センターグラビアの上野樹里の見せる表情には深みがあります。アイドルである前に女優である彼女は、単なる表情としての笑顔や憂い顔ではなく、笑顔や憂い顔の理由までもカットを通じて見る者に伝えようという意思を感じさせてくれます。
小倉優子のグラビアはそれとは好対照の見本でしょう。アイドルとしての自分を全面に出した自分を見せる術を心得た者のグラビアに仕上がっています。ただ、それはファン以外の者にはなかなか伝えることが難しいイメージなので、彼女のグラビアを頻繁に目にする者にとってはマンネリ気味に感じるかもしれません。それでもアイドルの王道はそこにあるのです。
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