原稿流出止まらず

川島先生の日記「http://kreiko.dip.jp/cgi-bin/tackynote/tackynote.cgi?action=view&year=2006&month=06&day=10&no=1482#1」によれば

先日、電話で松本零士先生とお話する機会があったのですが、まだ漫画原稿が出版社から作者の元に返却されないまま、古書店などへ流出する状況が相変わらず続いている…という話を伺ったばかりです。

と相変わらず漫画家にとっては憂慮すべき状態が続いているようですが、結局最大のチャンスであったであろう前回のトラブルの際に、漫画業界を挙げてきっちりとした対処を行なうことが出来なかったことが悔やまれます。前回のように被害にあった漫画家個人の問題であるかのように、個人の負担による個別対処(裁判)に頼っているばかりでは、この問題は永久に解決することはないように思います。こればかりは漫画家の皆さんの考え方次第なので部外者の私がいくら心配したところで無駄でしょう。もちろん、現状を打破しようということで頑張ろうとする方々や、被害を回復しようと個人でも戦おうという姿勢を示す漫画家への応援に躊躇するものではありませんがね。