私のオタク遍歴 その28 オタク自慢編4

私がオタクとして一番自慢できることは人との繋がりではないでしょうか。つながりの経験といってもいいと思います。ペリー・ローダンシリーズのファンクラブに入会したのが縁で、当時新潟市に出来たばかりのSFファンクラブ「ノア」に所属することになったのですが、私よりも遅く入会した会員に、新潟市出身のSF作家神林長平氏もいて、私の個人誌「Springer」の読者にもなってくれたのです。また、十日町市を起点として活動していた新潟最古のSFファンクラブ「BAMU」とも関わりをもつことになるのですが、こちらには大ヒットSF作家である夢枕獏氏が所属していたのです。「ノア」と「BAMU」が共催していたのがローカルコンベンションの先駆けとなった「GATACON(新潟コンベンション)」です。参加者とゲストが車座になって酒を酌み交わすことや、ゲストの比率の高さで評判の高かったコンベンションです。夢枕獏氏や神林長平氏はもちろんのこと、常連のゲストにはSF作家の故矢野徹氏、スタジオぬえの面々、翻訳家・SF考証の故小隅黎柴野拓美)氏がいらっしゃいました。私は2回目から参加し、3回目からはスタッフとして働きました。1985年には第24回日本SF大会「GATACON special 夏祭り」として開催され、メインホールの音響チーフとして参加し、1989年のGATACON14では実行委員長を務めました。

以下次回に続く。