あまりにも演出が古い。土下座が仕事継続の条件というのは見慣れた風景すぎて印象が弱くなってしまいます。菜緒（綾瀬はるか）と弘人（亀梨和也）の弟とは病気繋がりでの関係が深まりそうな感じですが、病気を演出のために都合よく使うことのないように願いたいものです。恋の始まりが悲劇の始まりなどとエンディングで言っていましたが、ストーリーが嫌な方向へ向かいそうで気になります。ところで、弘人の女性に対する態度・対応の二面性は少々リアリティに欠ける部分があり、お嬢様らしく恋愛感情をストレートにぶつける菜緒の方が、ステレオタイプながらもリアリティを感じさせてくれるので共感できますね。それにしても亜裕太（平岡祐太）が格好良すぎでしょう。弘人が完全に負けているように見えますね。一方で裕子（戸田恵梨香）は実に友達想いで健気です。主人公よりもこの２人に人気が集まるのではないでしょうか。
