のだめカンタービレ 第10話

今回は龍太郎(瑛太)が大活躍で男を上げました。話自体はのだめ(上野樹里)のコンクールを中心に進むのですが、清良(水川あさみ)のウィーン行きの躊躇も、千秋のヨーロッパ行きをR☆Sオーケストラに伝えなければという悩みも全て代弁して、クリスマスコンサートへ突き進むパワーに変えてしまった龍太郎は格好良すぎます。コンクールの一次予選を突破できたのだめですが、本選まで2曲マスターしなければいけないという追い込まれた状況に過労で熱を出してダウン。最後の1曲は全く手付かずのまま当日を迎えることになってしまいます。会場へ向かうバスの中で必死に楽譜を見つめるのだめの耳に突然携帯の着メロが飛び込んできます。のだめの曲の覚え方は刷り込みに近いものだったので、本選での2曲目の演奏の途中に着メロが指先から飛び出してしまいました。結果、のだめは入賞することが出来ませんでしたが、コンクールの1位も該当者なしとなりました。その意味は視聴者の誰もが理解していることと思います。次週の最終回はショックで九州の実家に戻ってしまったのだめを追う千秋と、遂に音楽に向き合う決心をして立ち直るのだめ。そしてR☆Sオーケストラのクリスマスコンサートというクライマックスになだれ込んでいくようですが、最終回が早過ぎるという印象が強いくらい楽しめたドラマですので、鮮やかにエンディングを迎えてもらいたいものです。
のだめカンタービレ(10) (KC KISS)