アルビレックス新潟 2−2 浦和レッズ

昨日、通勤のため家を出たときには0−2で敗色濃厚でした。ありがたいことにBSNラジオが生中継していたので運転しながら聞いていると、鈴木監督は田中亜土夢河原を立て続けに投入。この2人のU-20代表選手がやってくれました。投入直後の後半43分、河原が内田のクロスに浦和MF山田の死角から飛び込んでヘディングシュートを決め、ロスタイムには田中亜土夢が同じく途中交代で投入されていたマルシオ・リシャルデスからの浮き球のパスを反転しながらダイレクトボレーで決めて同点。ルシオのパスも素晴らしかったのですが、それを予期していたかのようにオフサイドギリギリの絶妙な飛び出しで、浦和の選手を置き去りにしてフリーでパスをボレーすることに成功した田中亜土夢の動きの素晴らしさに感動です。(もちろん映像は今朝、夜勤明けで帰宅後やべっちの録画映像で確認)
浦和の個々の選手の技術は高く、特にDF鈴木のリスク管理能力の高さは見事で、後半の最終盤までアルビは決定的な場面を作れずにいただけに、途中投入された田中亜土夢、河原の動きの良さが目立ちました。本当に彼らの成長は著しいものがありますね。
彼らが一番素晴らしかったのですが、それに加えて真冬に戻ったかの天候と寒さの中、4万人で東北電力スタジアムビッグスワンを埋めたサポーターと選手達が諦めずに一体化して戦った結果が、このように感動的な同点劇を生むことになったのでしょう。
浦和サポーターの皆さんは日本での秋冬開催が机上の空論であることを身をもって体感していただけたと思います。まあ、それ以上に今日の試合結果は彼らの心を寒くさせたと思いますが・・・。
ところで、鈴木慎吾の調子が上がってきませんね。集中力が欠け、ボールを持った際にも視野の狭さから後ろからのプレスによって奪われるシーンが繰り返し見られました。FK、CK、クロスも精度に欠けて、得点チャンスを演出することが出来ない状態が続いています。一度先発を外してみることも考えるべきかもしれません。