特急田中3号 第2回(一昨夜放送分)

主人公の田中一郎(田中聖)の性格を、鉄オタの上にいく独善的でキモい設定にしてしまったのは大きな間違いではないでしょうか。それとも田中聖がああいうタイプしか演じることができないというのであれば、鉄オタと組み合わせたキャスティングはウザさの相乗効果を生んでしまい、主人公への感情移入を阻むことになりそうです。逆に鉄オタである花形圭(塚本高史)、桃山誠志(秋山竜次)の方に感情移入出来るくらいなので、この印象を好印象に変えるのはかなり強引な演出が必要。そうなるとドラマとしてのバランスは大きく崩れてしまうでしょうし、楽しく見ることは出来なくなってしまいそうです。毎回、ホームで都合よく具合悪くなるオジさんが登場して、一郎のよさをアピールするにもいかないですからね。