今までスパイものと銘打ちながらちっともスパイらしくなかったニコ（大後寿々花）とロボ（松山ケンイチ）ですが、今回は派手なドンパチからカーチェイスまでサービス満点のスパイドラマになっていました･･･なんてお世辞にもいえませんが、殺し屋ＺＩ役のりょうさんはひたすら格好良かった。まあ、現実離れした設定とストーリー展開だけに妙に臭いセリフがリアリティを持ったりするわけで、ニコの 「救えるのは宇宙で私だけ！」、ＺＩの子供の「今度は僕がお母さんを守らなきゃいけないから。もう子供じゃないからいらないんだ。」、ロボの母親の「現実だけで生きていくのは辛いんだよ。お前だって、そうなんだろう？だから、あんなオモチャいじってるんだろ？」という言葉、 「家族がバラバラになるのは、私は絶対に嫌だ。」というニコと「でもいつかはバラバラになる。それが大人になるってことなんだよ。」というロボの言葉、今回は良いセリフがたくさんでした。
