プロポーズ大作戦 最終回

多田(藤木直人)の受賞パーティーの合間を縫って礼(長澤まさみ)を連れ出して母校の小学校へ行く健(山下智久)。それに抵抗することなく従い、パーティーのことを忘れたかのように小学校で過ごす礼。この段階で焦らしに焦らした2人の恋の行方も定まったような気がしましたが・・・。そこまでのフリは良かったのに、またいきなりどっぷりと夜に突入の演出ですか・・・。いくらなんでもパーティー抜け出し3時間以上はおかしいでしょ。安易な昼夜転換の演出は避けてほしいものです。そして舞台は再び礼と多田の結婚式、それも健のスピーチの少し前に戻ります。そのスピーチで起死回生の言葉が飛び出すと思いきや、健の口から紡ぎだされた言葉は礼への想いを吐露した上で、二人の結婚を祝福するとても重みはありますが暖かいものでした。健が去った会場ではスライドショーが始まると、礼の心には様々な想い出が去来し・・・、お色直しのために会場を出た礼の気持ちを優しくそっと押してくれたのは多田でした。多田が優し過ぎて、素敵過ぎて、哀し過ぎます。健の乗ったタクシーをウエディングドレス姿のまま走って追いかける礼、それに気付かずに行ってしまう健という演出も少々あざと過ぎたかもしれません。これではドラマが終わりませんので話をまとめるため、教会で悲しみに暮れる礼の前に現れたのはあの妖精(三上博史)でした。妖精の言葉にうながされた礼は改めて心の扉を開き、タイムスリップを伴わないハレルヤチャンスに自らの身を投じます。結婚式の参列者と多田は完全な置き去りにされてしまいましたが、2人の幸せのためには仕方のないことでしょう。
まあ無事ハッピーエンド?ということで・・・。