女帝 最終回(昨夜放送分)

尾上総理(伊原剛志)が彩香(加藤ローサ)が開店する店の保証人になっていることが国会で問題となり、スキャンダルの影響でオープン予定の店の内装工事が遅れて彩香は追い込まれる。ところが尾上が記者会見で彩香を自分の娘であると告白したことで大逆転。
一方、直人(松田翔太)は彩香の店のためにホステスのスカウトに奔走し倒れるが、脳腫瘍でもう長くないと医師に宣告される。恐れ多くも原作マンガで重要な位置を占めるキャラに死の宣告をするという凄まじさ。神をも怖れぬ脚本の所業には呆れてしまいますが、原作とは一線を画すということでいいのでしょうね。無事店がオープンし女帝としての一歩を踏み出したばかりの彩香ですが、佐和ママに教えられた直人の居場所に出向いて想いと遂げ最後の時を二人で過ごす。そして彩香が彼の子供を妊娠したことがわかった日に直人は逝ってしまう。そこには女帝よりも大切な時間があったという強引な理由があるわけですが、全10回で話をまとめるためにはここまで原作を改編しなければならないという見本のようなドラマでした。