ロス:タイム:ライフ 第2回(土曜夜放送分)

今回の主人公・新人刑事都並(小山慶一郎)の勘違いぶりが痛すぎます。その新人刑事が撃たれなければならない状況を作り出してしまうベテラン刑事・五味(平泉成)もちょっと考えられない。そしてあの短い瞬間に犯人が3発も発砲し、狙いも都並、五味の両方に向けていたなんてのも無理無理すぎる印象。現場周辺だけ時間の流れが静止に近いくらい緩やかになってしまうわけですが、他の正常な時間の流れの空間との整合性を如何にとるのかが今回も明らかにされませんでした。ユニークな設定も悪くはないのですが、最低限のリアリティや整合性だけは備えられていないと見る方からすると白けてしまいます。五味にすれば無から湧いて出て命を銃弾から守ってくれた防弾チョッキの存在なんかも同様です。一方の死は免れることを許されず、他方の死は免れることが可能というのでは、ドラマの設定が根本から崩れかねません。