それにしてもタイミングよく詐欺師が現れたもんですね。案の定、柚子（香里奈）はせっかくの給料の大半を取られてしまいました。ガンの告知を受けた美代子（岸本加世子）でしたが、幸い余命を宣告されるわけではなく手術の結果次第という希望は残されています。蓮（平岡祐太）はレコード会社の担当者にピアノを聴いてもらうチャンスを再び与えられ、蓮に励まされた柚子もパン屋で仕事に精を出そうと頑張りますが、どうしても動揺を隠せないでいます。そして琴音（福田沙紀）は母とも思えるようになった美代子の世話に一生懸命打ち込んでいます。ネガティブになりそうな流れを、ギリギリのところで抑制しながら話は進んでいってくれるのはありがたいこと。次週最終回の予告でも波乱はありそうですがかすかな希望は見えました。知的障害者の可能性を描いてきたのですから、できれば明るいエンディングを迎えてもらいたいものですね。
