ホカベン 最終回

不破弁護士(勝村政信)が刺されたために、灯(上戸彩)はエムザ法律事務所を退職し、杉崎(北村一輝)を訴える政恵(伊佐山ひろ子)の代理人となって裁判を闘うことになります。最後まで重いテーマに徹し続けたことは評価に値するでしょう。終始目をウルウルさせていた灯の姿は当初思っていたよりも存在感がありましたが、エムザ法律事務所を相手に法廷で丁丁発止闘うというのはいささか無理がありました。証人として決め手となる富田(大倉孝二)にも青臭い正論で挑む姿は清々しくも無謀。襲われても脅されるだけで刺されることもなくすんだのは幸いでした。裁判の展開が早過ぎたのでテーマの重さの割には薄味になってしまった感は否めませんが、上戸主演のドラマとしては頑張ったのではないでしょうか。