ブラッディ・マンデイ 第3回(土曜夜放送分)

早くもマヤ(吉瀬美智子)の招待がばれてしまいますが、テロリストでありながら外部との接触を繰り返したり維持したりすれば当然のことでしょう。どう考えてもテロに係わっている人間が多すぎますし、テロリストの構成員も若過ぎるというかヤンキーにしか見えない者が多すぎます。この手のドラマではリアリティというものがどれだけ大切か、制作者側が最もわかっているはずなのですが、サード・アイという対テロ組織にしても形だけの薄っぺらな存在としか描かれていません。攻守双方にリアリティが存在しないという異様な状態では、主人公の藤丸(三浦春馬)が伝説的な凄腕ハッカーの高校生という特異な設定を補完して、視聴者にストーリー展開を納得させることは困難ではないでしょうか。
それよりもブラッディXの2次感染者となってしまった看護師を演じているのが小山田サユリと知ってうれしい驚き。藤丸の同級生役の藤井美菜に加えてドラマの流れとは別に楽しみができました。