亮介（生田斗真）が解剖に立ち会うことになった高校時代の友人・富士夫（田中圭）は何故死んだのか･･･。死因がアナキラフィシーショックと判明し、その謎を大己（瑛太）達が解き明かすのですが、死に至る過程についてはあくまでも推測の域を出ることはありません。確かに大己によって語られる死の状況は、死者の関係者を暖かく包み込むようなものがありますが、誰も彼の語るストーリーに疑問を挟まないのはいかがなものかと。ハートウォーミングなドラマの作り方は嫌いではありませんが、法医学のテーマとするからには推測に重きをおくのではなく、事実に重きをおいた描き方を期待したいものです。
