「５日以内に姉の夫を略奪できたら１億円」という条件に挑戦するかおる（さくら）。若くしてキャバクラの経営者という設定は彼女向きではないのではと思いましたが、姉のさなえ（滝沢沙織）が堅実な人生を歩んできた主婦という設定も意外性の面ではそれ以上を行っているかもしれません。本来なら演じる役が逆のような気がしますが、わざと狙ってのキャスティングだとすればお見事。厚化粧のさくらもなかなかに魅力的です。一方でさなえの夫であるエリート弁護士・透（河相我聞）というのはさすがに少し狙いすぎだったのでは･･･。おかげでかおるの策略もありきたりのものなのに、透の対応があまりに世間知らず過ぎるので笑えてしまいました。それよりも今回のゲームは形式上の略奪に成功したように見えるのですが、それでもチャレンジは失敗なのでしょうか。条件は姉から夫を略奪することであり、人生で姉に勝つことではなかったように思うのですが。
