アルビレックス新潟 0−1 川崎フロンターレ

当日は仕事だった上に携帯を忘れて出社してしまったので、深夜に帰宅するまで情報は完全にシャットダウン。NHKのJリーグタイムの録画を見ることなく、試合の中継録画を眠い目をこすりながら見ました。負けはしたものの悪い試合ではありませんでした。Jリーグタイムなどで試合のダイジェスト映像やデータのみを見た場合は川崎に圧倒されていたかのような印象を受けると思いますが、90分間の戦いを見た場合は緊張感の感じられる守備に集中した面白い試合でした。等々力で生で見ていれば更に情報量が多くて面白い試合だったのではないでしょうか。この数年、アルビの試合をビッグスワンでの観戦やテレビ観戦を通じて守備を楽しめるようになってきたことで、勝利だけに執着することなく客観的に試合を見ることが出来るようになってきたように思います。今日の試合でも集中力を切らさず、足を止めることなく川崎の攻撃を受け止めつづけるアルビ守備陣の動きは素晴らしいものがありました。また、攻撃に関してもマルシオ・リシャルデスを欠きながら、三門や途中出場の小暮、酒井といった若手の積極的攻撃参加によるチャンスの創出が見られて頼もしさを感じました。もちろん得点まで奪うことが出来ずに負けてしまったのは残念ですが、アルビは確実に力をつけてきています。試合後にネットをチェックすると負け試合をとことん否定的に評価してしまうタイプのサポーターと、負け試合の中からも評価材料を見つけてポジティブな感想を披露するサポーターと大きく二つに割れるようです。もちろん勝敗に拘ることは大切ですが、前者がボールの行方だけを眼で追っているような感じで、後者のようなボールの動いてない場面、ポジションでの選手の動きまでを見つめるという楽しみを経験できないのは残念です。