新潟市の中心部、古町十字路に位置しランドマークでもあった老舗書店の北光社が、来年１月末をもって閉店することになったとの報道がありました。北光社といえば私が中学高校の６年間通学の帰り道に寄り道させていただいた書店のひとつです。残念ながら私のお気に入りは古町に最後に残された萬松堂書店でしたので、雑誌の立ち読み等でしか利用しなかったのですが、早くから正社員を減らしアルバイト中心の勤務態勢を敷いていたため、正直言って書店としての魅力のあまり感じられない店作りになっていました。書店の店員はカウンセリング販売ともいうべき、お客様の相談に乗ってあげて求められる書籍を提案することが出来なくてはなりませんが、北光社の店員（特に夕方以降）にはその素養がありませんでした。レジで後ろに並んでいる私の方が棚の配置に詳しく、お客様の質問に変わりに答えることがしばしばだったのですから。その意味では北光社の閉店は寂しくはあるものの悲しいことではありません。もし残されてしまった萬松堂書店が閉店することになったら大いに悲しむでしょうが･･･。
