Negiccoが出演したNHK Eテレ「Rの法則」

「アイドルがアイドルに話を聞いたら、学校で話したくなるネタになるのか!?」というテーマで、番組レギュラーの森咲樹アップアップガールズ(仮)が進行役を務めて、まず最初にNegiccoを紹介。地元新潟に乗り込んでイオン新潟南店での「あなたとPop With You!」発売イベントの模様を取材って、あの時ビデオカメラ持って動き回っていたお姉ちゃんが森咲樹さんだったんですね。ミニライブ後の握手会では剥がしがなく3時間もやっていたことや、CDが完売してしまって買えずに涙する女の子を、Nao☆がギュッと抱きしめてあげるところなどが撮影されていました。タワレコ主催 「POP'n アイドル2」に出演した模様と、ライブ後のじゃんけん大会でも剥がしがなく、一番最後まで残ってやっていたことも紹介されました(それも会場を追い出されて外に移動して)。そして楽曲提供のconnieさんの名前も…。でも元Negiccoファンという肩書はどうなんでしょ。
そして森咲樹によるインタビューはNao☆の自宅で。マイルームまで見せてもらえました(本当のお宝映像)。インタビューというかアイドル同士の本音トークです。
森咲樹「アイドルを続けていくのは大変じゃないですか」
Nao☆「もうアイドルやめなきゃいけない年なのかな?とか、年だよとかいわれたりしちゃうとなんか…。切羽詰ってくるというか、Negiccoも今年が勝負時って言われてるので、今年の動きでどうなるのかって」
森咲樹「ああ同じです…。アイドルブーム過ぎちゃうじゃないですか、きっと」
Nao☆「そうですよね、そこが一番…」
森咲樹「こわいですよね。アイドルブームじゃなくなっても、私たちがアイドル続けられるかがすごい不安です」
Nao☆「アイドルブームが今出てきたからこそ、今がチャンスじゃないですか。なくなったらどうしようとか、今のうちにどうにかならなきゃいけないっていう不安は常にありますよね」
そして映像は新潟大学の工学部キャンパスへ切り替わり、白衣のKaedeが登場(これまたレアな映像)。
Kaede「実験のレポートが全然終わらなくて、東京を日曜日の夜に終わって、新潟へ帰ってくるとなると、なんだかんだで夜の2時とか3時になっちゃうんですよ。そこからまた終わってないレポートをやったりすると、結局寝ないまま学校へ行ったりするので、それが結構辛いです」
そんな話を聞いた直後のライブを取材中に、Kaedeがアンコールの声が聞こえるなか、徹夜続きだったために貧血で立ち上がれなくなってしまいます。残りの二人がさりげなくトークでつないでいると、7分後にKaedeがステージに登場。何事もなかったように笑顔で歌いだしました。
Meguは3年前の専門学校卒業の際に、もう一つの夢だったファッション関係の就職と悩むも、Negiccoのアイドル活動を選んだそうです。
KaedeNegicco続けてきて…、何も残せてないじゃん…て考えちゃって…」
森咲樹「一緒です」
Kaede「わかります?」
Negiccoの目標は武道館に立つこと。
Nao☆「おばあちゃんとかも「ナオが頑張っているから楽しい」って言って、ステージ見に来てくれたりとか、おじいちゃんとかも「武道館楽しみにしてるね」と言って、最近亡くなっちゃったんですけど…、余計なんか頑張りたいなと思って…。連れて行ってあげたいなと思っていて、でも、みんなの喜ぶ顔が自分の一番のそういう…、頑張ろうって思える、あきらめないで頑張んなきゃって思う強いっていうか…、根性になってるという感じですかね」
Nao☆の言葉にかぶさるように、ライブ音源の「圧倒的なスタイル」が映像とともに流されるのは素晴らしい。
Negiccoを語れる映像はまだまだ沢山あるそうで、視聴者の投票次第では続編も期待できそうです。
続いては地方アイドル一番の激戦区福岡で戦うLinQ。下は12歳から上は26歳まで総勢31名のメンバーで構成され、毎週末の定期公演を中心に活動。ここで、注目なのはリーダーの上原あさみが1人暮らし出来るほどのお給料を貰えているということ。本来は事務所の裏方の仕事をメンバーが分担して行い、その分を給料として貰うようになっている。広報誌の制作からネットショップの管理、そしてグッズの開発までもメンバーが行っています。グッズの売り上げの10%もまたメンバーの給料に加えられるとのこと。さらに週末に行われる定期公演で公演後に行われるグッズの物販会では、1枚500円のコインで3分間メンバーと話しながら買い物ができ、ここでの売り上げも10%がメンバー本人に入ることになっているとのこと。最高で1ヶ月の給料が20万円を超えるメンバーもいるそうです。運営サイドによる仕組作りがしっかりしているという印象でした。
最後は愛媛のひめキュンフルーツ缶を紹介。愛媛県内での認知度はほぼ100%だそうで、ファン層も非常に幅広いことがライブ映像からも見てとれます。結成2年でオリジナル曲が32曲というのも凄い。松山の商店街・企業とのコラボっぷりも徹底していて見事。
森咲樹「実はアップアップよりも活躍してるっていう…。私たちグループでテレビコマーシャルなんかやったこと無いですし…、実は…東京で活動している私たちよりも活躍しているひめキュン」
彼女たちの高いパフォーマンス力を支えるのが、充実した設備(専用劇場、レコーディングスタジオ、ライブハウス)と豊富なスタッフ(音楽プロデューサー、ボイストレーナー、振り付け師)の存在。Negiccoファンとしては羨ましいばかりです。
ここでアイドル同士の本音トーク
森咲樹「なぜアイドルをやっているんですか?」
ひめキュン「なんかしんどいこととかあるけど、やっぱライブしたら…、すごいそれがなんかクセっていうかなんていうんか…、それが楽しい…、中毒?じゃないけど」「中毒性があるよね」「中毒性だよね」
NegiccoLinQ、ひめキュンフルーツ缶のように運営にも地域スポンサーにも恵まれなくとも、留まることなく活動を続けてきました。そんな中でタワレコの嶺脇社長との出会いがあり、昨年からの飛躍的なブレイク(といっていいのか?)となっているのです。そんな彼女たちの9年間の歴史そのものが彼女たちの魅力なのでしょう。(そんな彼女たちを取材したのがアイドル8年目という森咲樹だったのも何かの縁でしょう)
番組を通して3組のアイドルにきちんと取材し、真摯な態度で素材を編集して内容を構成してくださったスタッフに大感謝。これだけ充実したNegiccoの紹介番組は今までありませんでした。続編もぜひお願いしたい。