エリジウム

泊まり勤務明けの朝に映画を観るというかなりの無茶をしてしまいました。この映画に関する事前の知識は「第9地区」の監督の新作ということだけで、映画を観始めてから主役がマット・ディモンジョディ・フォスターが共演していることに気がつく始末。前作のヒットで大物俳優を使うことが出来るようになったんですね。ただ作品としてはアイデアは良いものの詰めが甘いという印象。主人公をヒーローに仕立て上げたのは構いませんが、それで本当に作品の中の世界が幸せになるのかというと、課題がほとんど解決されていないと思います。情緒に流されてみるべき映画で、SFとしては成立していない感じなのが惜しい。