新潟のアイドル雑感 その12

昨年末に発表された第4回アイドル楽曲大賞2015ではメジャーアイドル楽曲部門の1・2位、アルバム部門の1位。そして推し箱部門の1位と、Negiccoが3冠を達成しました。またRYUTistもアルバム部門ではNegiccoに続いての2位、インディーズ/地方アイドル楽曲部門では3位に選出されました。まだ、正式なリリース曲がなく、今回はb投票の対象にならなかったNGT48も、いよいよ10日に劇場オープンを迎えることもあり、新潟のアイドルが非常に注目を浴びた1年だったと思います。
アイドル楽曲大賞については公的なものではなく、ネット上の有志による投票で決定されるものですので、3冠とは言っても、アイドル楽曲大賞2015の結果とアイドルソングの作られ方 | 100万円ではじめるIPO投資のように抵抗を感じてらっしゃる方もおられるようですから、それを声高にアピールできるものではないと思いますが、アイドル好きの方々の中にあってある程度の評価を得たと言えるのではないかと思っています。では何故そのような結果を得られたのでしょうか。Negiccoの楽曲の得票の傾向は1位投票が多いわけではなく、他の曲を1位に推した方が2位以降にNegiccoに投票するというパターンが非常に多かったようです。つまりNegiccoのワンツーフィニッシュは、他のアイドルの楽曲を1位に推している方によって、2位以降に投票された表に支えられてのものであるというのが実際の結果であるようです。そこから見えてくるNegiccoの楽曲の強みというものは、万人に嫌われることの少なさにあると思うのです。1位でポイントを稼がなくても、2位以降の投票によるポイントを積み重ねることによって、ワンツーフィニッシュを実現させるほどのポイントを獲得することができたということで、本当の意味で多くの方に支持された楽曲という素晴らしい結果を得られたものと誇らしく思っています。
そしてシングル曲でNegiccoを知ることになったアイドルファンがアルバム「Rice & Snow」を聴くことによって、Negiccoの楽曲の奥深さと幅広さに触れて唸らされた結果がアルバム部門の1位という結果に現れたのではないでしょうか。推し箱部分の1位は、ライヴパフォーマンスも評価された結果ということで、これもまた嬉しいですが、ライヴパフォーマンスに関してはまだまだ伸びしろというか、克服すべき課題も多いと感じていますので、そこは日本武道館に向けてブラッシュアップさせて行ってほしいところではあります。
RYUTistに関してはアルバム部門の2位は十分納得できる結果ではありましたが、インディーズ/地方アイドル楽曲部門で3位、推し箱部門で16位という結果はしょうしょう物足りなかったかなという印象。ただ本格的に全国流通したのがアルバムからで、ライヴも基本的には新潟でのホームライヴがメインで東京への遠征ですらまだまだ珍しいということを考えれば、この得票結果も仕方ないかもしれませんね。今年はシングル・アルバムの発表状況や新潟以外でのライヴの実施状況にもよるでしょうが、さらなる素敵な結果が期待できそうです。
そしてNGT48。いよいよ明後日に劇場オープンです。チケット入手はこんなんでしょうが、スカパー「ファミリー劇場」チャンネルでこけら落とし公演の生中継があったり、関東ローカルですがHKT48と手を組んだ冠番組がスタート。CMも新潟県内のローカルではありますが複数の企業のものがスタートするなど、メディアへの露出が凄いことになってきています。Negiccoも引き続き県内におけるCMのオンエアでは女王の座を保っていますので、テレビを見ているとCMになっても気が抜けませんが、これはこれで嬉しいことです。