新潟のアイドル雑感 その25

BSスカパーでNGT48のメンバーが主役そのほかを務めるドラマ「ひぐらしのなく頃に」がスタートしました。コアなファンの多い「ひぐらしのなく頃に」ですから、最初から否定的な意見もネット上で見受けられますが、原作に思い入れのない私の感想としては、全員が演技の素人であるNGT48のメンバーとしては結構頑張っているなというものでした。少なくとも話の流れを止めてしまうようなひどい演技は見られませんでした。中でも中井りかの演技は、演じたキャラクターが元気で素に近いこともあって、上手くこなせていたように見えました。本間日陽清司麗菜は癖のある台詞をそのまま演じていたので、違和感が生じてしまうのは仕方のないところかもしれません。主演の加藤美南も初の演技で戸惑うことも多そうですが、なんとか話の流れと止めることのないよう頑張れてはいたと思います。
そんなドラマの本編よりも私が羨ましく思ったのは、本編の前に放送された事前特番です。NGT48を対象に行われたオーディションの裏側にカメラを入れて、本編よりも長い時間の事前スペシャル番組が放送されるのは、ファンにとってはこの上ない喜びでしょう。今回に限らずAKB48系のイベントの現場・裏側には必ずと言っていいほどカメラが入って映像記録が残されています。この映像のおかげでAKB48グループが単なる素人に毛の生えた女の子の集団ではないことがアピールできているのです。今回の番組でもNGT48のメンバーが自分の思いをしっかりと自分の言葉として表現できていることに感心させられました。今回のドラマとは関係ありませんが、毎日のように配信されているメンバーのフォトログや自撮り映像なども同様です。これらはファンを獲得・維持する強力なツールにもなっていると思います。
同様なツールとしてRYUTistにはホームライブ後に必ずと言っていいように配信される「りゅ〜すとり〜む」という映像配信番組があります。基本的にホームライブは毎週日曜日の開催ですから、「りゅ〜すとり〜む」の配信も毎週行われますし、アーカイブとして残されることも素晴らしい。この他にも折に触れて控え室や練習場でのメンバーの映像が提供されるので、ファンにとってはありがたいことですね。
さて、最後に我らがNegiccoはどうかといえば、正直言って物足りないと思われているファンが多いのではないでしょうか。現在のNegiccoは原則撮影禁止ですので、映像記録は運営だのみということになってしまいます。昔は撮影禁止ではなかったので、ファンの撮影した映像が多くアップされており、それを元にして「情葱大陸」などのNegiccoストーリーをまとめた映像などが作られて、Negiccoの持つ物語性を補完してきましたが、最近ではそういった映像のまとめ作業も困難になっています。また、RYUTistの「りゅ〜すとり〜む」的な役割を果たしていたのが、FM-KENTOのネギラジ収録時のユーストリーム放送でしたが、週1から月1の放送になってしまったのは残念です。各イベントの現場ではカメラを回しているようですので、映像そのものは存在しているものと思います。あとは運営サイドでその映像を有効活用していただければありがたいのですが。