新潟のアイドル雑感 その32

本日の「八千代コースター」ではNegiccoの特集が放送されました。時間的には約20分、ホームでホールツアー初日(10/2)の新潟市秋葉区文化会館でのライブとその裏側を中心に、ダンスの練習風景なども織り交ぜた充実の内容。今回に限らず「八千代コースター」を始めとして、県内放送局制作の番組でNegiccoが取り上げられる機会は以前に増して多くなっており、その内容も変にネギを強調することなどなく、現在のNegiccoを素直にとらえた内容になっています。昨年のNGT48誕生以来、仕事や露出が減るのではという心配もされましたが、CMも含めて以前よりも充実した仕事内容になっているのは明らかです。それだけ県民に対して露出が増えているのは確かなのですが、ファンにとっては充実した活動に思えるものの、それ以外の県民にとって現在のNegiccoの姿が正確に伝えられているかどうかというとやや疑問です。本日の特集では確かにライブの模様がオンエアされ、彼女たちが現在歌っているスタイリッシュなガールズポップが茶の間に流れたわけですが、それと同時にいつもながらの彼女たちの人柄の良さが映し出されるため(これは現在オンエア中の多くのCMでも同様)、以前から多くの県民が彼女たちに持っているイメージが大きく変化することはないようです。やはり、現在のNegiccoローカルアイドルから一歩も二歩も先に進んだ楽曲の魅力を伝えるには音楽番組からのプッシュが必要なようです。新潟県民がNegiccoに持ってしまったイメージを変化させることはなかなか容易ではないようです。
とはいっても地元のファンは幸せです。テレビを前にしているだけで、数年前とは雲泥の差となるNegiccoの情報・姿に触れることができるのですから。新潟以外では、多くのリリースイベントやライブが開催される関東地方を除いては、Negiccoの姿や音楽に触れる機会が非常に少ない状態が続いています。唯一の例外が全国でオンエアされるサトウ食品のCMでしょう。Negiccoが全国ネットの音楽番組で取り上げられるのはいまだに年に数回程度。地元の新潟と関東圏以外でライブが開催されることも稀です。Negiccoは今回の「ティー・フォー・スリー」リリースの際に、ファン層を同年代の女性にも広げたいという目標を掲げていたように思います。確かにそれも大切なのですが、それよりも大切なのはNegiccoに関する情報の全国流通を確実なものにすることでしょう。一番手っ取り早いのは全国ネットの音楽番組に頻繁に出演するということでしょうが、残念ながら今のNegiccoにはそういう機会は与えられていません。「八千代コースター」のNegicco特集のような素晴らしい映像情報は全国に拡散してこそ意味があるものなのです。その意味で言うとNegiccoの運営は残念ながら仕事をできていません、全国のNegiccoファン予備軍に情報・映像を提供する努力を怠っているようにしか思えないのです。Youtubeなどへの限りなく違法行為に抵触しそうなファンの放送映像のアップ活動を、運営サイドなどが遠回しに黙認するかのような書き込みも見受けられますが、それは本来の姿でなないでしょう。できれば公式に映像をアップさせるようにするのが、イベントでの撮影禁止を徹底させている運営サイドにとっての義務でもあるように思うのですが、そのあたりの改善が遅々として進まないのが残念です。NGT48AKB48グループということもあって地上波全国ネットの番組への露出も多く、最近はインターネットのSHOWROOMを利用してメンバーによる映像発信なども試みられていますし、RYUTistは以前からファンによる映像のネットへのアップだけでなく、公式によるライブ映像のフルサイズアップが行われるなど大変充実しています。
Negiccoも以前はファンによる映像のアップが充実していることが評判でしたが、今では残念なことに見る影もありません。もちろんファンの増えてきた現在では撮影を認めることのデメリットも多いことは理解できます。それならば運営サイドで映像・情報を全国に拡散できるよう心掛けることが、地元の新潟や関東圏だけでなく、全国に存在するであろうNegiccoのファン予備軍に対してなされるべきサービスだと思うのですがいかがでしょうか。