Road of Negiiiiii 〜Three Never Give Up Girls!!!〜 2017 Autumn at 新潟県民会館(11/11)

会場の県民会館に行く前に新潟駅前の居酒屋でネギオタさん達と軽くルネッサーンス。ここで、チケットを交換していただきました。病気のおかけでスタンディングでの通し参加は困難なので、中央ブロック付近であった座席と、座っていても邪魔にならず周りの方にも不快感を与えないような後方の席との交換をツイッターで希望したのですが、最前近くの席でも座られている方はいらっしゃいますよと、最前近くであれば座っていてもメンバーの姿を見ることが出来るかもしれませんよと、ありがたい言葉までいただいて、なんと3列目の席と交換していただきました。本当にありがたいことです。ルネッサーンス終了後は駅前からバスで移動。直接会場へは向かわずに、古町で途中下車すると東堀経由で古町通りをそぞろ歩きして県民会館へ向かいました。東堀から古町通に至る途中で、ライブハウス「ゴールデンピッグス」の前を通りました。当日はNEGi FESで気に入ったCHAIさんがゲスト参加するライブが行われるとのこと。実はルネッサーンスでご一緒した女性がおひとりこちらに参戦するということで、羨ましくもあり。ただスタート時間までまだ時間があるということで、県民会館までお付き合いしてくださり、ワンマンライブ前の盛り上がりを見てみたいとのことでその後も同行されました。古町通りではNegiccoとも関わりの深い「ヒッコリー・スリー・トラベラーズ」に立ち寄り、レジ前に当日掲出されたNegiccoを模したイラスト入りの歓迎ボードを見たり、Negiccoファンの店員さんと話をしたりして結構な時間を過ごしてしまったので、県民会館到着は結構遅めとなったため、物販に並ぶのは諦めて有志による贈花のまとめ役をされていた方を探して立替金を渡しているうちに入場時間となっていました。
前置きが長くなってしまいました。レポートの方は他の方が素晴らしいものを既に上げてくださっていますので、私の思ったことを簡単にまとめさせていただきたいと思います。
まず座席の件ですが、交換していただいた最前に近い席でも周りに着席されてのライブ参加される方はおらず、ただ一人ぽつんと座っての参加となりましたが、幸いにも否定的な視線を感じることもなく、ライブを楽しむことが出来ました。もちろん周りの方が立たれているため、Negiccoの姿を見ることは基本的に困難でしたが、私の前に2列しかなかったために前の方の肩越しに彼女たちの姿を見ることのできるポイントがいくつかありましたし、3人の前に置かれた小さなモニタースピーカーかと思われたものが、小さなお立ち台として利用されており、適時その上に立ってパフォーマンスしてくれたのでストレスはありませんでした。
さてライブの話に移りますがセットリストは以下の通りでした。

01. パーティーについて。
02. ネガティヴ・ガールズ!
03. RELISH
04. 新しい恋のうた
05. カナールの窓辺
06. 土曜の夜は
07. Falling Stars
08. 恋のExpress Train
09. 1000%の片想い
10. クリームソーダLove
11. 君といる街
12. くちびるにメロディ
13. トリプル!WONDERLAND
14. さよならMusic
15. ともだちがいない!
16. ねぇバーディア
17. 恋のシャナナナ
18. 圧倒的なスタイル
19. 光のシュプール
Enc.
20. 私へ
21. 愛は光

個々の曲についての感想は省かせていただいて、全体的な印象について。まず音響ですが、私の位置からはせっかくのストリングス隊(なんと8人編成)の音があまり良く聞き分けることが出来ませんでした。それからハム音的なものがスピーカーから聞こえ、オケのベースパートの部分の音に重なって消されていた感じなのが残念。3人の声としてはNEGi FES時の不調から立ち直り、かなり頑張っていた印象。かえぽ(Kaede)は声の揺らぎ(ファンは裏返りと表現してはいけない)もほとんどなく、時として非常に力強さを感じさせるほど表現力に幅と奥行きが出てきたと感じさせられることもありました。ぽんちゃ(Megu)もNEGi FESに限らず最近聞かれた不安定さはかなり改善されていたようです。もちろんNao☆ちゃんも声の立ち上がりこそ制御しきれない場面もありましたが、声が伸びていくにつれていつもの調子を取り戻し、私を魅せてやまない素晴らしい歌声をホールに響かせていました。
ステージのセットは意外にもシンプルで、唯一上から下げられたシャンデリアが豪華さをアピールしていました。そして県民会館での演出の最たるものは照明にあったと思われますが、ステージ直下に近い座席の近さでは、素晴らしい照明による演出の半分も楽しめなかったことは、公開された「ともだちがいない! 」のライブ映像を見ても明らかです。

こればっかりは後方からステージ全体を見下ろす感じで見られた方に最高の演出効果があったのではないでしょうか。

さて、このライブで一番最初に感心したのが衣装でした。幕が上がるとすでにステージ上に3人がネギストリングスを従えて立つ姿が……。その姿、衣装に目が釘付けとなりました。年齢相応のシックさを前面に出しながら、裏地にそれぞれメンバーカラーを採用するなど遊び心もあって、現在の彼女たちに最もふさわしいと思えるデザインと素材感でした。まさに「素敵」という言葉が相応しい。
今回のライブでパフォーマンスを行ったのはNegiccoの3人といつものネギホーンズ(永田こーせー(Sax)、真砂陽地(Tp)、前田大輔(Tb))。そして鍵盤で渡辺シュンスケSchroeder-Headz,cafelon)と、先ほども触れた8人編成のストリングスという編成。ストリングス・アレンジは長谷泰宏(ユメトコスメ)が担当しました。今までにない編成と長谷さんのアレンジによって、Negiccoの今までの曲に新しいバージョンが加わりました。Negiccoの曲にはライブの編成によってさまざまなバージョンが生まれますが、そのどれもが魅力的ですべての音源化が可能であればと思います。T-Palette Recordsには音源公開や商品化に関する柔軟な対応を期待したいですね。ベスト盤の別バージョン的なものとしてライブ音源も含む別テイク集なども面白いと思うのですが。それだけに会場に正規の撮影機材が入っていなかったのは残念です。
今回のライブではMCも控えめで、今後のホールでのライブの形を演出面も含めて模索しているように感じました。これからも年齢を重ねいていくメンバーのことも考えてのライブの在り方は、ある意味前人未到の領域で試行錯誤が必要なのかもしれません。その答えは今後の様々なライブで見(魅)せ、そして聴かせてくれることでしょう。そんなことを考えながら県民会館を出て帰宅の途につきました。
どうも通常のレポートとは違った形のものに仕上がってしまいましたが、たまにはこんなレポートもありでしょう。こんなレポートになるだけの聴かされもし、考えさせられもしたライブでした。
 
やっとレポートを書き上げて、苗場へ向かうことが出来ます。週末が楽しみすぎるぞ。