新潟のアイドル雑感 その41 CMスポンサー企業について

今回のNGT48関連の新潟日報の報道で、第四銀行とのスポンサー契約が昨年で終了していたことを知りました。第四銀行の店頭からNGT48のポスターが消えているとのツイートを見て、遂にスポンサー企業にも影響が出てしまったかと心配してしまいましたが、第四銀行とのスポンサー契約は昨年で終了していたということで、今回の件とは関係なく、現在もイオンと一正蒲鉾のCMがオンエアされていることは確認できました。AKB48グループの中でも最も地域に根差したグループとして発足したNGT48ですので、地元スポンサーとも最初から良い関係を築くことが出来て、現在もCMがオンエアされているイオンと一正蒲鉾に加えて、第四銀行、菊水酒造、栗山米菓、ローソンなどがCM・広告キャラクターとしてNGT48と契約してくれています。しかしながら現在のように運営側がコメントのリリースのみで姿を見せないままというカオスな状態が続けば、企業イメージを考えて関係を見直すなどということもありえます。もちろん水面下ではスポンサー企業に対するより詳しい情報提供と説明がなされているであろうことは当然です。
さらに現状ではテレビ・ラジオで毎週放送されているNGT48冠番組も、収録分は通常通り放送されているようですが、せっかく他県の放送局にネットされたテレビ・ラジオ番組については、スポンサーのNGT48への思い入れも県内企業とは違うと思われますので、どうなるか分かりませんし正直不安です。
一方で、最近はRYUTistを起用したCMのオンエアが目立つようになってきました。以前は新潟ろうきん1本のみだったものが、最近は新潟県中古自動車販売協会(JU新潟)の他、平成30年度自殺予防キャンペーン、新潟県赤十字血液センター献血応援隊長のCMにも起用され、メンバーの横山実郁も北陸酪農農業協同組合連合会やケイバッカ(川内自動車)のCMに起用されました。RYUTistの活動内容やメンバーの人柄などが、スポンサーとなる企業に評価されてのものだと思います。
そしていまだに新潟におけるCM女王の名を他に譲らないのがNegiccoです。その一番の特徴はスポンサーとのお付き合いが長いこと。メインスポンサーであるサトウ食品とは5シーズン目のお付き合いですし、大光銀行、朝日山の朝日酒造、東新潟自動車学校、NEXCO東日本、NIIGATA飲酒運転ZEROプロジェクトなどもすべて複数年のお付き合いになっています。これはスポンサー企業にとって、Negiccoの県内における知名度、イメージの良さに加えて、今回のNGT48の問題のような、起用リスクが少ないと評価されてのことではないでしょうか。これに関してはRYUTistも同様だと思います。
現在、NGT48の運営による事件への対応のまずさが内部・外部から指摘されている状態です。現在は成り行きを見守っているスポンサー企業も、今後の動きはどうなるか分かりません。スポンサー企業との間には信頼を積み重ねていかなければならないのですが、その信頼が崩れかけているのが現状です。崩れた信頼を取り戻すのは、何事もなく信頼を築くことの何倍も大変なことはわかりきっているはずです。NGT48の周辺にはファンはもちろんのこと、様々な立場の関係者が成り行きを見守っていることを忘れてはならないのです。