競馬について その2

長いブランクの後、競馬の世界に戻ってきたのは社会人になってからで1991年のことです。
で、多くの競馬ファンに見られることですが、必勝法の研究にはまりました。
最初は競馬専門誌「ダービーニュース」と「競馬研究」の2誌の予想を利用して、自分独自の買い目を出すようにしていました。
結構、穴狙いの買い目で高配当を獲ることも度々でしたが、回収率の面ではいまひとつでした。
当時はPATに当選していなかったので、直接競馬場へ赴いて馬券を購入していましたが、この頃が一番購入金額が大きかったように思います。
ちなみに年間の馬券購入額は100万円を超えています。
最初の万馬券獲得は1992年の3月29日、中山競馬のメインレース「スプリングステークス」でした。
実は前日が弟の結婚式で上京していたのですが、式の帰りに母親がタクシーに10万円の入った財布を忘れてしまうという災難にあっていました。
一晩明けて、新潟へ帰る両親とは別行動をとって馬券を買うという私に両親は呆れていましたが、そんなことは気にせず錦糸町のWINSへ向かいました。
錦糸町のWINSは2ヶ所あって、一方は購入単位が500円からなのですが、最初にそちらに行ってしまった私は、100円単位で購入できるもうひとつのWINSを探して馬券を購入しました。
思えばこの時、最初のWINSでそのまま馬券を購入していればよかったのですが・・・。
当日の数レース分の馬券を300円単位で購入すると、大学時代の友人と待ち合わせて神田の古書店巡りと西新宿の輸入レコード屋さん巡りを楽しみました。
そして夕方、南新宿のガード下の予想屋さんの掲示板に貼られたき今日のレース結果を見ると、
購入した馬券はことごとく外れています。
最後の1枚、メインレースのスプリングステークスだけが的中していました。
配当を見てびっくり。
ミホノブルボンとマーメイドタバンで決まった馬番連勝の配当は54780円でした。
300円買ってましたので払戻は164340円になります。
その夜遅くに新潟の自宅に帰った私は、得意げに母親に10万円を渡すことが出来ました。
親孝行な息子ではありませんか。
さて、続きは次回に廻しましょう。