「オレンジデイズ」

ありきたりの設定で、ありきたりの展開ですが、それが許されるドラマとそうでないドラマがあるとすれば、「オレンジデイズ」は前者だと思います。
最近は話の展開にしろ、役者の演技にしろ、冷や冷やしながら見なければならないドラマが多いのですが、このドラマについては今のところ安心して見ていられます。
聴覚障害そのものを描くのではなく、ラブストーリーの主人公の一方が障害を持っていたという視点がしっかりと固定されていて、話の主軸が変に横にぶれないからでしょう。
主役の櫂(妻夫木聡)、沙絵(柴咲コウ)、脇役の翔平(成宮寛貴)、茜(白石美帆)、啓太(瑛太)の演技も安定感があり、安心してストーリーを追うことが出来ます。
次週予告が少し気になりますが、これ以上沙絵の障害に重点を置く展開にならないと良いのですが。