漫画原稿を守る会跡地

渡辺やよい的過激倶楽部控訴審第二回口頭弁論結果報告が載りました。

 こちら側から損害賠償の増額を求める付帯控訴状を、相手側から付帯控訴に対する答弁書が陳述されました。
 まんだらけの主張は、前回と同じく、漫画家に漫画原稿の所有権はない、買い取り行為自体が、原稿の破棄を防ぐためである、というスタンスです。
まんだらけは、原稿売買時の状況などを具体的に述べた代表者の陳述書を提出予定でしたが、間に合わなかったとのこと、近日中に提出される予定です。
次回は、1月20日午前10時より。

「買い取り行為自体が、原稿の破棄を防ぐためである」という盗人猛々しいと言ってもよい主張がなされていますが、まんだらけのオークションでバラバラの原稿が販売されているのを目にすると鼻白んでしまいます。本来ならばバラバラの原稿を集めてまとめる方向に行動するのが、漫画文化の推進役を自負するまんだらけの行なうべき行動だと思うのですが、古川社長の漫画原稿に対する想いは経済原理に左右される程度のものなのでしょう。
どうせならばこの日記の方のように原稿の処分に困っている漫画家の原稿を買い取ってあげればとも思うのですが、こちらは体よく買い取り不可の判断を下してしまうのでは、主張のいい加減さを自ら証明しているようなものです。
事件の原稿売買時の状況についての陳述書提出は次回に延期されたそうで、はたしてどんな独り善がりの陳述が出てくるのかと興味しんしんです。
それにしても、今回の第二回口頭弁論についてもマスコミはもちろんのこと、ネット上でもあまり話題にはなっていないようで情けないばかりです。