アップトゥボーイ Vol.166

発行間隔が変わってから巻頭のグラビアは基本的にハロプロ系というか娘。系なんですけれど、どうしてもビジュアルインパクト的には弱いものになってしまうのが、アイドルグラビア誌としては残念です。これが「ガールズザッピー」なら何の問題もないのですが、石川梨華をもってきても、正直言って後ろの安田美沙子にはビジュアル的に敵わないわけで、誌面構成はもう少し工夫をしていただきたいものです。もちろんハロプロ系のグラビアが掲載されるのは何の問題もないのですが、常にトップを飾るという営業的思惑が透けて見えてしまうことが悲しいのです。
さて、安田美沙子のグラビアですが、彼女のグラビアとして表情の表現ではここまでではないかと思います。彼女の場合は何度も書いてきたように、厳しい表情や妖艶な表情がさほど似合うタイプではないのでバランスが崩れてしまうのです。今回のグラビアはギリギリでバランスの取れた表情を捉えていると思います。
愛川ゆず季のロリ笑顔はその迫力あるボディを背景にした強力な武器ですが、決めの表情のパターンを増やすべく努力が必要でしょう。それが次の段階へのブレイクに繋がると思います。私は彼女の今年に期待しているので、是非テレビでのバラエティ特性も見てみたいものです。
岩田さゆりは正統派のアイドルグラビアという印象です。まだ幼さが残る表情ですが、成長とともにソリッドな感じが加わっていくとかなりの美少女になるのではと期待指数の高い存在です。
矢吹春奈は適度に挑戦的な表情がアピール度を高めています。彼女の場合はすぐに怖い顔になってしまうので、今回のグラビアぐらいの表情がぴったりでしょう。
堀北真希は顔が全体的に丸みを帯びてしまったという印象が強く、ソリッドな顔立ちがフォトジェニックなイメージを与えてくれていたことを考えると惜しいですね。