帰ってきました

叔母の通夜、葬儀を終えてお骨と共に先ほど帰宅しました。
享年65歳、発病から28年の長い闘病生活から解放され安らかな顔をしていました。
発病する年のお盆に帰省した際、翌年大学に合格したら上京する予定の私に、マンションを買うからそこに下宿しなさいといってくれた叔母は、帰京してすぐに倒れ、膠原病の一種である多発性筋炎と診断されました。この病気自体はそれほど恐ろしい病気ではないのですが、入院中に脳梗塞を併発し下半身と左手の自由が利かなくなってしまいました。それからはずっと合併症との戦いが続くことになります。私も大学進学後は毎日病院に通い、施設に入所して遠くなってからも週一程度は通って話し相手をしてきました。大学卒業して新潟に戻ってからも年2回は上京して様子を観にいっていたのですが、最近は職場が変わってなかなか上京することが出来ず、最後に見舞いに行ったのは1年ほど前のことでした。
亡くなる前の日、東京にいる従弟から電話がきて、叔母さんが会いたがっているので時間の都合をつけて欲しいとのことでしたので、今週は都合つかないので来週にでも時間を作って上京しますと話したばかりなのですが、翌日の早朝に訃報が届くことになってしまい無念でした。叔母本人には自分の運命について感ずるところがあったのかもしれません。本当に私が幼い頃から可愛がってもらった叔母であっただけに残念です。
叔母は結婚前の37歳で発病したため生涯独身でした。兄である私の父が既に亡くなっているため私が喪主を勤めることになり、昨日上京して通夜、葬儀を執り行い、火葬場で骨となった叔母を胸に抱いて新潟に戻ってきました。生前、兄である私の父と同じ墓に入りたいと希望していたので49日の法要後、我が家の菩提寺の墓に納骨しようと思います。いまはただ安らかに、先に逝った我が父、父の妹の叔母と一緒に雲の上から私たちを見守っていてくれるよう祈っています。

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