Dr.コトー診療所2006 最終回

コトー(吉岡秀隆)が執刀する彩佳(柴咲コウ)の乳癌の手術を中心に話は進みます。島では診療所に集まったり、それぞれの仕事の場で彩佳を心配し、手術の成功を祈る姿が見られました。手術が始まるとコトーの様子がいつもとは違い、冷静さに欠けています。手が震え、看護師にも声を荒げてしまいますが、鳴海(堺雅人)に「目の前の患者が星野彩佳であることを忘れろ!ただの乳癌患者だと思え!」と怒鳴られて我に返ったコトーは無事に手術を終えることが出来ました。鳴海は手術時の行動と手術前に自分の妻をコトーに会わせることにより、あれほど嫌味に思えた彼の言動の背景に潜む優しさを見せてくれました。コトーが島に戻ると診療所には代役として島にやって来た三上(山崎樹範)の姿がありました。彼もすっかり島の診療所の医師になっていましたね(三上はコトーが大学病院を去ることになった原因を作り出した医師ですが、今では別の島の医師として頑張っています)。ミナ(蒼井優)と和田(筧利夫)の物語も始まりそうな気配です。
今クールのドラマのスタート時点での問題をほぼ全て解決させての幕閉めとなりましたが、必ず次回作があるであろうと確信させてくれるエンディングでした。間違いなく「北の国から」の後継ドラマになりましたね。