ハゲタカ 最終回(昨夜放送分)

EBU(エンプロイーバイアウト)によって大空電機のレンズ事業部を救おうと手を結ぶ鷲津(大森南朋)と芝野(柴田恭兵)。恩讐を超えて出資者として加わる三島製作所の由香(栗山千明)。冷徹な経済原理の中に人の情を巧みに織り交ぜてドラマは収束に向かい、レンズ職人としてモノを作ることに誇りと生きがいを持って生きてきた技師の加藤(田中泯)は、レンダント社に高給で引き抜かれる予定の技師達を説得し、鷲津ファンド、芝野、中国のテクソン社の協力を得てレンズ事業部を守ることに成功する。
最後に三島社長の仏壇に手を合わせ、「やっとあれからの私を報告できます」と呟く鷲津ですが、彼の遠大な償いの旅がようやく終点にたどり着いたのでしょう。
雰囲気的には爽やかさとは無縁のエンディングでしたが、その辺がNHKのドラマらしさということでよいのではないでしょうか。もう少しEBUなどの具体的な方法が理解できるような演出があっても良かったような気がしますが、そうなると6回という話数では無理なので仕方のないことなのかもしれません。