ハゲタカ 第3回「終わりなき入札」(一昨夜放送分)

いよいよ三葉銀行の芝野(柴田恭兵)とホライズンの鷲津(大森南朋)による丁丁発止の闘いが始まりました。ここからが経済ドラマの面白さです。サンデートイズのスポンサー選定のためのサドンデス方式の入札はストーリーとしての面白さと、絵としての面白さの両方を備えていて、見る立場としては非常に楽しめる内容でした。TV局記者の三島(栗山千明)の取材でのウラの取り方に工夫が見られなかったのは残念でした。それもエンディングのための演出ではあったのですが、いささか芸がなかったかと。
NHKの番組でこういった良質な番組に出会うといつも思うことなのですが、受信料の徴収問題で騒ぐよりも、良質な番組の提供に全力を注ぐことがNHKの進む道なのではないかと思います。人に見ずにはいられないと思わせる番組作りをして、受信料を支払っても見たいと思わせたほうが勝ちでしょうし、その方が実現の可能性が高いのではないでしょうか。視聴率も初回から徐々にアップして二桁に近づいています。視聴者は正直です。