直之（谷原章介）が法律事務所の仕事として西多摩市の依頼を受ける決意を固めたため、利益相反となる珠子（菅野美穂）は解雇を宣告され、さらには直之との婚約解消も宣告される。だが、そこには直之の愛情の存在があった。（敵として闘うことになるが）「君は間違っていない」というエールを送る直之の目は愛情で一杯でした。一方で学校では雨木副校長（風吹ジュン）の指示により徹底したいじめの実態調査を始めることになる。調査結果ではいじめの存在を確認することができず、そこに満を持していたかのように旧担任の指導記録を持ち出し、相澤明日香（志田未来）の虚言癖を公にする。あまりにも良くできた展開で副校長の怪しさは増すばかりですね。熱くはあるが優柔不断な加地（伊藤淳史）があっさりと学校側に取り込まれていく様子が情けない。それにしても公立中学の副校長とは思えない落ち着きようは異様。校長の影が全くありませんがどうしているのでしょうか。どうやら刑務所に入っている息子がいるようですが、全く理解に苦しむ謎の存在です。そして、発見されたプールの落書きと、珠子への情報提供者となった戸板（大倉孝二）。物語を意味ありげにするのもいいのですが竜頭蛇尾にならないよう願います。
