ライアーゲーム 最終回3時間スペシャル

3時間スペシャルとはいっても大方の予想通りストーリーの空白を補完しながらの総集編が中心。実質的な最終回部分に突入すると、3回戦のゲームを支配していた秋山(松田翔太)に逆らった直(戸田恵梨香)は、ゲームの行く末を握るキーマンとなることによってヨコヤ(鈴木一真)の心すら変えようとしますが、お人好しの彼女がゲームを支配することなど出来るはずもなくヨコヤの策略にあっさりと引っ掛かってしまいます。秋山の能力がズバ抜けているために直というゲームにとってはマイナスの因子を動かさないとバランスが取れなくなってしまうんでしょうね。で、その秋山にしかけられた直を嵌めたのと同様のトリックに見事引っかかってしまうところが情けない。さらにヨコヤは共闘していたフクナガ(鈴木浩介)にまで裏切られます。それでも人間への信頼を失おうとはしない直の姿がフクナガを改心させ、秋山の復讐心を抑えさせ、そしてライアーゲーム主催者・ハセガワ(北大路欣也)の人間不信を改めさせることになりました。第3回戦は引き分けとなり参加者全員が第4回戦へと進むことになりましたが、4回戦は・・・「この世の中もライヤーゲームと同じだろう」というハセガワの言葉が全てでしょう。それだけに新たなライアーゲームスタートを思わせるエンディングが気になったりしましたが・・・。
それにしてもこのドラマの裏主人公であるエリー(吉瀬美智子)が大活躍でしたね。あの強気な態度は主催者の娘ということで納得。元々がモデルだけに抜群のスタイルは全身黒の衣装がじつに似合っていました。