ヱヴァンゲリヲン新劇場版・・序

ユナイテッドシネマのメンズデーを利用して1000円にて鑑賞してきました。さすがにまだ公開3日目なので満員の入り具合。映画の方は編集の上手さ、特にテレビ版映像と新作映像の違和感のない融合には感心しました。もちろん新作部分の美しさやメカ描写には感動させられることも多かったのも確かです。ストーリー展開的には狂気に走る部分が少なく、破綻のない展開を心掛けたようでテレビ版にのめり込んで見ていたような人間でなくとも、十分に話の展開が理解できるように計算されているようです。それにしても「トランスフォーマー」を見た後でこの映画を見ると、ハリウッドの実写(CG)よりも日本アニメの方がメカの動きの見せ方が数段上手いと感じさせられます。映像としてのリアリティの説得力はヱヴァの圧勝でした。さて他の何部作かに分けられた映画と違い、本当にエンディングが次週に続くという感じであっさり終わってしまうのですが、それも納得して観にきている観客が圧倒的に多いのですから問題はないでしょう。嬉しかったのは普通の映画の時と違ってエンドロールになっても席を立ち上がって出て行く人が少なかったこと。アニメファンの方が製作スタッフを大事にしていることが伝わってきます。エンドロール終了後に次作の予告があったので早々と退席してエンドロールのスクリーンに影を作ったばか野郎にザマアミロです。