佐々木夫妻の仁義なき戦い 最終回

猪木(古田新太)の証言を皮切りに追い込まれていく律子(小雪)に対し、法倫(稲垣吾郎)は息子のことだけではなく律子のことまでも心配します。一方で律子は法輪に親権を放棄させるために証人に嘘の証言までさせようとしてしまいます。そんな律子の姿に事務所の職員達も2人の行く末と事務所の将来を心配して独自に行動を起こし騒動の収拾を謀ります。どうも仁義なき戦いの一歩手前で阻止されてしまったようで2人はお互いのことを思い直すのでした。そして舞台は最終口頭弁論の本人質問に移ります。その場で律子による質問の形で愛の告白が行われるとは・・・。裁判の形式を破壊するかのような演出はどうかと思いますが、ハッピーエンドなのですからそれでいいかと思わせるところが曲者ですね。傍聴人も裁判官もまるでピエロでしたが、少なくとも傍聴人の一部(事務所関係者)はピエロであることを喜んでいました。せめて裁判長のおしかり程度はあって良かったのではと思いましたが・・・、ほのぼのとしてはいましたが締まりのないラストでしたね。