佐々木夫妻の仁義なき戦い 第9回(昨夜放送分)

ついに裁判にもつれ込んだ佐々木夫妻の離婚問題ですが、乳飲み子を抱えて奮闘する律子(小雪)にマスコミの同情が集中し、法倫(稲垣吾郎)は不利な立場に置かれます。法輪に残された戦術は律子の本性を暴くことしかなくなります。間に挟まれて悩む桜庭(小出恵介)は事務所を辞めて法倫側の証人になることを決意しますが・・・。毎度思うことですが、仁義なき戦いでは全然なくて、桜庭の主張を聞いても実に仁義のある行動をとっていますし、律子にしても行動の原点は立派に筋が通っています。攻勢に出ているように見えた彼女が実は精神的に追い詰められているという演出も悪くありません。法輪のように頭の硬さを誇っているような男と上手くお互いを補完できればいい夫婦になるのでしょうし、その片鱗は毎回何気なく見せる演出になっているのが心憎いです。裁判で猪木(古田新太)が法倫側にたって証人になり、律子が追い詰められていく展開は事前の演出から想像できましたが、子供のことを第一に考えた結果で仕方のないことでしょうね。次週はいよいよ最終回、はたして裁判がどのような展開を見せるのか楽しみです。