今回はロスタイムに入るまでの時間が異様に長かったですね。心臓発作で過労死した清美(真木よう子)が自分を取り戻し、部下や社長に対して自我を爆発させる場面の気持ちよさと、母親への電話や銭湯(入浴姿はサービスが少々足りませんでした)でのシーンで見せる寂しさの対比が見事。自分の最後の誕生日を一人で過ごしたくないと連絡しまくった友人をレストランで待ち続ける彼女の姿は演出として上手いとは思いますが悲しすぎました。彼女が去ってから店に集う友人達の姿は救いといっていいのでしょうか・・・。清美はある程度満足して旅立ったのかもしれませんが、見ている側の私としては納得しがたいものがありましたね。