ホカベン 第2回

理想だけで頭でっかちになってしまっていた新人弁護士・灯(上戸彩)は、初仕事で離婚希望の依頼人を守ることが出来ず、夫を刺してしまった依頼人の享子(富田靖子)は損害賠償を請求される。まさに八方ふさがりな状態でありながら、享子の娘・真希(石井萌々果)まで預かることになるのですが、世話を焼いているうちに真希が享子の夫から性的虐待を受けていたことを知り・・・。話が重い方向へ重い方向へと進んでいっているようですが、その性的虐待が灯が攻勢にでるきっかけとなります。真希が受けていた性的虐待が法的な戦いの強力な武器になるのは確かですが、母親の享子にとっては娘が世間の晒し者になってしまうことの方に怖れを抱いてしまうものなのです。悩める灯は上司の杉崎(北村一輝)から法律を武器として使えと助言されて、享子の弁護人を辞任し自らが法廷に証人として立つことを選びます。ドラマとしてはヘビーな展開が多くなりそうですが、過剰な演技にさえならなければ地に足をつけた形の上戸彩の演技を見るのもいいものです。同じ法律事務所に所属する瑞穂(中山恵)の姿も楽しめますしね。