ラスト・フレンズ 第5回(先週木曜夜放送分)

彼女(彼)らの片想いの連鎖は先のない袋小路のようなもので救いがありません。シェアハウスの一員になるという美知留(長澤まさみ)の決断も、宗佑(錦戸亮)の偏執狂的な彼女への想いを完全に振り払うことのできない弱さを持っていては意味がありません。瑠可(上野樹里)にしろタケル(瑛太)にしろ未来に幸せの見える気配がありません。それはエリ(水川あさみ)にしても同様です。この展開でそこそこの視聴率を稼げているのは奇跡的ですが、視聴者の期待を裏切ることなく最終回を迎えるのは並大抵の努力では並大抵の努力では足りないような気がします。せめて上野樹里の震えるような凄まじい演技を無駄にしない展開を見せてほしいものです。