最終回の時間枠３０分延長を全て総理のテレビ演説に使用し、啓太（木村拓哉）の長広舌をたっぷりと披露させるという離れ業を見せ、更に朝倉に辞任ではなく衆議院解散を選択させ総選挙に撃って出させるところが見せ場。結果を見せないところは「ホカベン」の最終回と似ていますが、こちらの方の結果は火を見るよりも明らかなので問題なしでしょう。理香（深津絵里）へのプロポーズもバッチリ決まってまあハッピーエンドといってよいのでしょうね。ところで、演説で静かに熱く語らせるのはいいのですが、涙を見せたのかいかがなものかと思います。静かに淡々と語らせた方が胸に染み入るものがあったのではないでしょうか。最後に、シリーズを通して月丘医師役の堀内敬子の演技には癒されました。彼女のほのぼのとした魅力は素晴らしいものがありましたね。
