あんどーなつ 第8回(昨夜放送分)

満月堂の職人になって3ヶ月が経った奈津(貫地谷しほり)は、光子(風吹ジュン)に父母の墓前と祖母に報告してくるよう休暇を貰って故郷の福井へ里帰りします。入院中の祖母・たみの姿に少々驚きの表情を浮かべた奈津でしたが、闘病中の年老いた祖母・たみを演じた風見章子の、年齢そのままの肌を見せての枯れた演技に感心させられました。一方梅吉(國村隼)が外国人と同棲しているという間違った噂が立ったり、魚源の茂男(金田明夫)は息子の憲司(五十嵐隼士)が店を継いでくれるものと勝手に思い込んで店の改装計画など先走ってしまい、将来に別の夢を持つ憲司を戸惑わせます。というように今回も奈津が主体の話とはちょいと違いました。その分、奈津のまわりの人々が生きたキャラクターとして描かれるわけで、ワンクールで終わらせるのが勿体無いキャラクターの掘り込みが行なわれています。ただ、ドラマとしてはエピソードの谷間の一話という感じでしたね。