単位未履修の問題は最終回1回だけで片付けられるものではないでしょう。視聴率対策の為に無駄な寄り道をしてしまったため、大事なテーマを駆け足で消化せざるを得なくなってしまったのは最低の展開でしょう。先週の感想でこのドラマの死に様を見届けたいと書きましたが、死に様なんて全く見当たりませんでした。ただの野垂れ死ににすぎません。もちろん生徒や教師のセリフに感動の芽は存在していましたが、先週までの無駄な寄り道がその芽を摘み取ってしまいました。感動の芽が存在しても、それを部品として組み立てあげる脚本や演出があってこそのものなのですから。残念ながら月9のドラマ枠に大きな傷跡を残したのが唯一の功績(汗)と言ってもいいのではないでしょうか。