[ドラマ]スマイル 第5回(金曜夜放送分)

ビト(松本潤)が演出の好きなように弄れるよう、不幸を一身に受けるようなお人好しな性格付けがされているのがもどかしい。ドラマが基本的に回想という形式をとっており、ビトは刑務所に入るものの他の問題については楽観的な捉え方ができるような含みを持たせれば、過去の話としてビトを含めた関係者をどれだけいたぶってもいいだろう。その方が視聴者にも受けるはずという制作姿勢が鼻に付きます。ビトをお人好しに描くのは構いませんが、林(小栗旬)に対して自分を主張できないのはお人好しとは関係ありません。さらに林の行動をとやかくは言いませんが、行動に係わる情報の入手についても納得の行く説明がありません。結局は制作・演出の自慰行為にすぎないドラマで終わってしまうような気がします。